沖縄県に本拠を置く、日本国内シェア第5位のビールメーカー
オリオンビールの前身にあたる沖縄ビール株式会社は、米国統治下の1957年(昭和32)5月18日に設立されました。
1950年代の沖縄は、朝鮮戦争の特需と、軍事基地建設などの基地収入、スクラップブームなどの影響で好景気を迎えていました。それにともない、住民の生活水準も向上し、ビールや洋酒などの嗜好飲料の輸入も増加しました。
しかし、この好況は軍工事などによる一時的なものであることから、琉球政府は「経済振興第一次5ヵ年計画」を策定し、輸出入不均衡の是正や生産業の振興を推進していました。
このような状況の中、宮古群島政府知事を経て、実業界入りしていた具志堅宗精氏は、沖縄の社会経済復興には第2次産業を興すべきであるという志から、沖縄初となるビール会社を創立しました。
ビール作りには、良質の水が必要となるため、名水で有名な名護に工場を建設することを決定しました。
ビールの名称は、一般公募により決定されています。
1957年(昭和32)11月1日朝刊に募集広告が掲載され、「オリオン座は南の星であり沖縄のイメージにマッチしていること、また星は人々の夢や憧れを象徴する」ことを選定理由として、「オリオンビール」という名称が採用されました。1959年(昭和34)6月には、会社名も「オリオンビール株式会社」に改められました。
現在、沖縄件では半数以上のシェアをしめており、そのトロピカルなイメージと共に県民ビールとして定着しています。
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