ビジネス基盤となるクラウドプロバイダーの選択は、企業の既存文化やニーズなど、いくつかの要因に依存する。したがって、PaaSの選定における一般的なガイドラインを準拠していく。

PaaSとは「Platform as a Service」の略である。開発者がアプリケーションの構築、展開、管理するためのプラットフォームを提供するクラウドコンピューティングモデルだ。

PaaSを利用することで、開発者はアプリケーションの開発・運用そのもの集中でき、基盤となるインフラ整備を気にする必要がない(ハードウェアのセットアップや拡張・縮小、セキュリティ管理など)。したがって、高速かつ効率良くアプリケーションを開発・展開することができる。

では、PaaSのTop3であるAWSGCPAzureの特徴を紹介する。

  • AWS(Amazon Web Services)は、ほぼ全てのビジネスニーズを満たすことが可能である包括的なサービス郡を提供している。よって、一般的に、幅広いサービス(サーバー、ストレージ、CDN、機械学習、VPSなど)を必要とし、複雑なインフラストラクチャを持つビジネスには良い選択であろう。また、柔軟性と拡張性を重視する企業にも適している。最も老舗であり外部ドキュメントが豊富である。
  • GCP(Google Cloud Platform)は、イノベーションを優先し、機械学習やAIなどの最先端技術を活用したい企業にとって良い選択である。また、データ分析や管理におけるGoogleの専門知識を活用したいビジネスにも適している。大量のデータを分析可能なBigQueryはGCP固有の機能である。
  • Azureは、Microsoftのツールやサービスとの強力な統合を提供している。よって、すでにMicrosoftの製品やサービスを使用している企業にとって良い選択肢だ。また、エンタープライズ企業や政府系等の強固なセキュリティとコンプライアンスを重視する組織にとっては、強力な機能セットを用意するAzureは良い選択であろう。

以上、各プロバイダーの選定における目安となれば幸いである。