当サイトでは様々なデジタルツールを紹介しているが、ツールはあくまで手段。目的のため最適なツールを選び、使いこなすことが重要である。
なかでも私は利益率が大事であることを強調したい。
利益率を向上させるためにデジタル / クラウドのパワーを効率良く活用し、利益率が他社を上回る水準でオペレーションを構築できた段階で売上向上のためアクセルを踏むべきではないかと考えている。
適切なり利益率でビジネスを構築できたら、売上=客数*客単価*購入回数と公式に当てはめ順番に上げていくという具合である。
本記事はその根拠を示すものとなっている。
そこで、売上をX%伸ばすため我武者羅な努力をするより、まず売上を落としてでも利益率の改善を行う事が先決であるという理由をデータにて解説していく。利益率は分かりやすく捉えるため、営業利益だとお考えいただければと思う。
データはデフォルトで利益率15%、1億円の売上があるものとしている。
以下の図は、売上飲み上げた場合、売上は下げ利益率を上げt場合、売上はそのままで利益のみ上げた場合、売上と利益率を上げた場合の4パターンで儲けがどのように変わるかシミュレーションしたものである。
グラフは左をオリジナルとし、E:売上、P利益率をそれぞれX%改善していった結果、元と比較しいくら儲けが増えたのかをプロットしている。
上記4パターンを同じ単位で重ね合わせたものが以下のグラフである。
各凡例を見ると、売上を落としても利益率が向上すれば、結果的に儲けた額は大きくなる事が分かるはずだ(オレンジ)。
全体として「利益を増やす」という目的に沿い、クラウドサービスを用いた業務効率改善、不要なコストの見える化、リアルタイムモニタリングなどの局所最適を行い、各局所最適の結果として全体最適に繋がるというループが理想形である。
実際には売上が1億円で15%の利益率ちょうどという事業者はほぼ皆無であるはずで、例えば15億円、50億円あるいは5000万円など様々であろう。
したがって、利益率と現在からの売上変化率を入力することで、グラフ化に用いたのと同じ簡単なシミュレーションを行なえるシートを無料で配布することにした。A2へ売上を入力することで、売上変化率と利益率を何%改善するといくら儲けが増えるのか簡単に計算可能である。
EやPを変更し試していただければ幸いだ(凡例も指定した割合で自動変更される)。
本記事最後のフォームへ申込みいただいた後、確認メールからダウンロードとなる(このフォームへの入力で架電などは行いません)。

盲目的に売上を上げようとするのではなく、刺激的でなく地味ではあるが、利益率つまりコスト効率も見直すべきであるとの見解が少しでも皆様のお役にたてば嬉しい。
繰り返しにはなるが、単なるコスト削減でなく利益率の向上が重要だと強調する。
勿論考え方は様々なので、一例として参考にしてほしい。
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